技術開発&技術改善サポート

技術開発技術改善サポート

化学工学とは

「0から1を生み出していく基礎研究」ではなく、「1を2にも10にも発展させる応用研究」で、業種や分野を問わず企業や社会に実質的に役立つ総合的な実践研究分野です。

平衡論、移動現象論および反応速度論に基づき、プロセスを単位操作の組み合わせとして捉え、物質・熱・エネルギー収支などから現象を解明する学問です。具体的には、研究開発レベルの技術・商品を実用化させることや既存のプラントの課題を解決することに活かされています。
近年では、経済性や環境、安全を両立させるために、装置や工場に限らず、分子構造のような細かなスケールから流通・販売・廃棄(サプライ・デマンドチェーン)、都市・地球環境のような大きなスケールまで研究されるようになり、化学工学の対象は化学工業の枠を大きく超えて、地球環境やエネルギー、先端材料、バイオテクノロジー、メディカルテクノロジー、廃棄物リサイクルなどの分野へと広がっています。

技術開発サポート
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技術開発は、課題の抽出とその解決策、解決方法の模索、評価方法の確立などをエビデンス収集で論理的に考え、目標設定と綿密な計画を立てることで、はじめて成功に至ります。
成功には、品質、コスト、納期の管理は必須で、それを遂行する投資や人材も必要になります。
お客様の状況に合わせて、ものごとの優先順位をつけ、円滑に技術開発を達成へと導きます。

技術改善サポート

温度/圧力/速度/濃度など設定条件・測定数値や生成物/強度/粒径など目標品質・分析データから製造工程で起きている事象を把握することで、生産性や品質低下を引き起こす原因を推定し、具体的な解決策を提案いたします。
現状の生産能力や製品品質に妥協せず、さらに上を目指すことは、物価高騰や賃上げなどに対応できる経営力の強化につながります。

実績

1) 廃棄物処理業
リサイクル資材を用いた生物ろ過装置を設計し、ため池で実証実験を行いました。水質汚濁物質の除去性能を検証し、アオコ解消メカニズムの解明を進めました。

2) 化粧品製造販売業
化粧品製造・販売業許可申請をサポートし、安全・品質管理の体制を構築しました。

3) 機械設備製造業
開発装置の安全性に対する問題点をピックアップし、性能改善の解決策を提案しました。開発計画や実用化ロードマップを策定し、新事業を推進しました。

4) 生花販売業
生花店の開業に際し、生花管理において地下水の配水システムを設計しました。

5) 農業
新規開拓農地など痩せた農地の地力を取り戻すために、土壌微生物を多様化させる堆肥づくりを提唱し、その管理システムを構築しました。

6) 製造業
開発した防臭スプレーの性能評価を行い、物理的な防臭メカニズムを解明しました。

7) 食品製造・販売業
廃プラ削減に資する商品の環境負荷削減効果を定量的に評価し、商品の付加価値を明示しました。また、新たな商品開発にも従事し、製造工程における歩留まり改善や量産化に向けたサポートを実施しました。

8) 加工食品輸入業
アジアに眠る食材を輸入販売するにあたり、機能性成分調査を行い、商品価値を見出しました。